2023.09.05 関東ブロック茶の共進会で狭山茶生産者が上位入賞を果たしました!

(写真:保田 敬介)

年に1度開催される『関東ブロック茶の共進会』は、記念すべき50回目を迎え、2023年7月27日・28日に審査会が開催されました。


コンテストではお茶の“味”や“香り”だけでなく、茶葉の形や淹れたお茶の色などを吟味してお茶の順位を決めています。


埼玉県からは58点が出品。


「荒茶(普通煎茶)」の部では、
中島克典さん(入間市)

「仕上茶(普通煎茶)」の部では、
西澤陽介さん(入間市)

が、それぞれ農林水産大臣賞を受賞!
狭山茶生産者が上位入賞を果たしました。
詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0904/news/page/news2023072801.html

審査の様子をレポートします。

「手洗い茶」
審査に入る前には、手についたにおいを消すために、茶葉で手を洗ってから入室します。

「外観」審査の様子
茶葉のかたちや色つやを審査していきます。

審査員は、ひとつひとつの茶葉を丁寧に手に取り、 確かめていきます。細く丸くよれていて、重量感のあるもの、濃緑で色つやのあるものが優良な茶葉とされています。

「深蒸し煎茶」審査の様子
普通煎茶よりも長い時間をかけて茶葉を蒸して作られるお茶のことを深蒸し茶と言います。
お茶の味や色も濃くでるのが特徴です。

「仕上茶」審査の様子
選別、火入れなどにより仕上げ加工をしたお茶のことを仕上茶と言います。消費者に届くのは、この仕上茶を袋詰めした商品となります。

実際にお茶を淹れて、色、香り、味を審査します。お湯の温度や、浸す時間もしっかり管理されています。

毎年こうした厳正な審査によって、日本のお茶のブランドが保たれています。
関東各地からエントリーされるお茶の中でも、狭山茶は例年上位入賞を果たしており、狭山茶生産者の技術の高さを感じます。

埼玉県茶業研究所では、日々、狭山茶の栽培・製茶・加工技術の研究開発や、茶の品種の育成、茶生産者への指導などをとおして、狭山茶の振興を担っています。